廃プラスチック問題はそんなに重要なの?

こんにちは、コジです。今日は、自分への戒めとして、ここに広く宣言します!

プラスチックってリサイクルされてるんでしょ?

皆さんも今世界中でプラスチック問題への関心が高まっていることはご存じかと思います。スターバックスマクドナルドプラスチックのストローの使用をやめるとか、そんなニュースをよく耳にするようになりましたもんね。

でも、私、はっきり言って、それほど深刻に考えていなかったんです。リサイクルすれば大丈夫っしょ!ぐらいに思っていました。しかも、日本ではリサイクルがしっかりされていると思っていたんです。

でも、実はそうじゃないらしいんですよ!

私、日本は8割ぐらいをリサイクルしているから、世界的に見てもトップクラスなんだろうと思っていたんですが、そのうち半分以上が、廃プラスチックを焼却したときの熱を発電なんかに使っていることをもって「リサイクル」と言っていたんです。でも、物を燃やしたら二酸化炭素が出るわけで、世界的に焼却の分は「リサイクル」とされないんですって! 国によってリサイクルの定義がいろいろ違っていたんですね。

プラスチックの海

何より衝撃的だったのは、以前このブログで紹介したSDGs関連のシンポジウムの仕事に行ったときに見せてもらったこの映像です。8分程度のものです。

プラスチックの海(Plastic Ocean) 国連広報センター


うーん。もうホラーですよね。いや、ノンフィクションだからホラーより怖かった。私、この映像を見て固まってしまいました。こんな状況だったとは。。。

海洋に流出している廃プラスチックによる汚染は地球規模で広がっていて、南極や北極でもプラスチックが観測されたという報告もあるとのこと。海が汚れれば、当然人間も含めて生物に影響がないわけないですよね。

陸上から海へ流出したプラスチック発生量を国別に推計した研究によると、2010年の推計で、1位から4位までは中国、インドネシア、フィリピン、ベトナムと、東・東南アジアで占められているとのことでした(涙)。

日本は30位だったので、さすがに不適正に海へぼんぼん捨てたりはしていないのでしょうが、それにしても、世界経済フォーラムの報告書によると、2050年までには海洋中のプラスチックの重さが魚の重さを超えるとされていて、本当にすごい量なんだなと思いました。魚は減り続け、プラスチックは増え続ける。怖いっす。

やっちゃえ、日本!

日本は使い捨てプラスチックの使用量がアメリカに次いで世界第2位なんだそうで、そういう国からさっさと対策をとっていかないといけないと単純な私なんぞは思うんですが、2018年のG7での「海洋プラスチック憲章」にも日本とアメリカは署名していなかったり、どうも出おくれている様子です。

でも、もちろん日本もやりまっせー! 出おくれたからには、より一層力を入れてやるんだろうと思います。今年の6月末には日本が議長国となって大阪でG20が開催されますが、そこでも大きく取り上げられることでしょう。きっとこの会議のテーブルの上にペットボトルは並ばないと思いますよ! ガラスビンか、ピッチャーか、楽しみですね。

日本政府はSDGsに本気で取り組む気みたいですし、「ESG投資」の広まりなどから考えても、日本の企業も、この波に乗らないわけにはいかないと思います。いや、むしろその波に乗りおくれたらまずいんじゃないでしょうか。

参照記事:最近のトレンドは「SDGs」らしい!

ちなみに、「ESG投資」というのも昨今のトレンドワードですね。

ESGというのは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとっていて、そういった点に配慮している企業に投資するといった話なんですが、ざっくり言うと、長い目で見て賢い選択をする企業に投資するという感じかと思います。目先の利益を今ガンガン刈り取ってしまうみたいなことでなく、長く安定的に収益を上げるにはどうしたらいいのかを考えている企業に、大きな投資会社が注目するようになっているみたいです。

これから日本酒抹茶をペットボトルで売るとかいう話も聞きましたが、この期に及んでペットボトルに詰めても、すぐ政府から引き締めが入るでしょうし、世間からもナンセンスと思われること間違いなしです。それよりも、ばっちり土に還る素材を開発したり、葉っぱから淹れるお茶や紅茶を普及させたりする企業のほうが素敵だし、息長く残って繁栄するんじゃないかと。

私の小さな宣言

そこで私も、微力ながらプラスチック消費量削減キャンペーンを実施することに決めました。

今年の夏も暑いのでしょうが、ペットボトル飲料は買いません! ストローは使いません! 昔はペットボトルなんかなかったんだから、なくても大丈夫なはず。わざわざシャスタ山の水を飲まなくても、水道水を浄水器に通せばいいし、熱中症対策には家から水やお茶を水筒に入れて持ち歩けばいいんですよね、考えてみたら。でもって、もしうっかりペットボトルの飲み物をもらっちゃったりしたら、それは何度も使ってから捨てることを宣言します。

何だか小さな個人的キャンペーンの告知って感じになってしまいました。かなり口幅ったく、暑苦しいセリフだなと我ながら感じたりもしますが、自分一人ぐらい頑張ったって世界は何も変わらないなんて思いたくないでしょーーというわけで、恥ずかしながらちょっとつぶやいてみました。

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