霊能者などと呼ばれる人々との安全なつき合い方

こんにちは、コジです。昨今「スピリチュアル」という言葉が一般的になり、一口に霊能者・超能力者と言っても、いろいろな肩書きを名乗る人たちが出てきました。

新興宗教やニューエイジカルトの教祖や導師やマスターティーチャーというような人たちはもとより、個人で活動しているスピリチュアルカウンセラー、ライトワーカー、チャネラー等々、定義すらよくわからないいろいろなパターンがあります。

私の経験から、こういった人のところへ行こうと思っている人、もうはまっちゃってる人に、少しだけ注意事項をお伝えしようと思います。

霊能者の種類はいろいろ

これら霊能者と言われる人々には、まず、どのレイヤーとコンタクトするかに違いがあります。和風の言葉もあれば洋風の言葉もあって、どれとどれが呼応しているのかよくわかりませんが、先祖、守護霊、前世、来世、生霊、自然霊、インナーチャイルド、天使、妖精、神、マスター、ハイヤーセルフ、ガイド、宇宙人、あるいは物質として存在するもの、例えば植物や動物や鉱物や土地や人体の各器官などとやりとりをしたり、気を読んだり、本当にさまざまです。

次に、何をする人なのか。一般にサイキックと呼ばれる人たちは、見えたり、聞こえたり、感じたり、におったりします。人間の五感の延長のような感じでしょうか。

そして、スピリチュアル云々という人たちは、ごく普通の人にはわからない存在と何らかのやりとりをし、アドバイスをもらうとか、邪悪なものを祓うとか、迷っているものを供養するとか、ぐあいの悪い人にプロテクトやヒーリングをするとか、逆に肉体を持っていないとできないことを人間としておこなうとか、これもいろいろなケースがあります。

彼らは、言ってみれば、このサイキック能力とスピリチュアル能力を駆使して活動しているわけです。

霊能者と相対するときに覚えておいてほしいこと

私は今までに、ニューエイジ系も含めて、こういった人たちにお会いする機会が割と多くありました。その中で教えられたことのうち、大変腑に落ちて忘れられない言葉があるので、ぜひお伝えしたいと思います。

何かができるとか、何かが見えるからといって、その人物が高い精神性を持つこと、ポジティブな力であることの証明にはならない

言われてみれば当たり前のことですが、私たちはついついこれを忘れてしまうんですね。

霊能力に限らず、自分にできないことができる人は単純に「すごい!」と思うものですが、特に直接自分や自分の家族にかかわってくることを示されると、思考回路がちょっと麻痺してしまうことがあるんです。何かに悩んでいたりすればなおさらです。自分を救うのはあくまでも自分でしかないのに、あわよくば簡単に楽に救ってもらおうと、ついつい怠慢な心が顔を出します。

それで、何をするにもその人の言うことを最優先してしまったり、セミナーや物品や各種施術・儀式などにお金をどんどんつぎ込んでしまったり、時間や能力を利用されてしまったりします。そもそもよりよい人生のための一助にしようとそういった人たちに会いに行ったのに、結局、自分を相手に明け渡してしまい、むしろ力を弱めるような結果に陥るわけです。スピリチュアル系のことが大好きな皆さん、特に深刻な悩みを抱えて相談に行く方は、本当に注意してほしいと思います。

霊能力があるからといって、その人が正しい目的のためによいことをしているとは限りません。あなたのためでなく我欲のために能力を使う人、あなたの力を奪って吸い取れるだけ吸い取ろうとする人もいます。興味本位で踏み込むと本当にヤバいケースもありますので、いつも少し立ちどまって分析してみることをお勧めします。

可能な限りすぐに距離を置くべき霊能者

ここで、明らかに立ちどまっていただきたいケースのポイントをお教えしておきます。あなたが会いに行った相手がこういうことをしてきたら、搾取される可能性がありますので、さくっと撤退するのが賢明かと思われます。

1.一方的に決めつけられ、不安と恐怖をあおられた

2.自分は偉大な人物だとアピールされた

3.法外な金銭を求められた(寄附、儀式、物品、鑑定料など)

4.性的に不快な思いをした

5.褒めちぎられ、今のまま喜びを感じることだけしていけばよいと言われた

「こんな人だったら当然怪しいでしょ」と思われましたか? 正常なときは完全におかしいとわかるんです。でも、自分は絶対にオレオレ詐欺の被害には遭わないぞと思っていたら、まんまと引っかかってしまったというような話も聞きますよね。上記5点のコンビネーションにより、弱みにつけ込んで思考を操作し、絡め取ろうとする人もいますので、常に冷静に観察する眼を持つよう努めたほうがよいでしょう。

興味を持ったことにトライするのは悪いことではありませんが、まずは、当人のブログやホームページだけでなく、口コミや評判を調べてみること。深刻な問題へのアドバイスを求める場合は、できれば信頼できる人からの紹介がベストです。その上で、何を言われても、あくまでも客観的に、何者にも支配されないように、いろいろな可能性を否定しないように、自分を自由な状態に保つことが大切だと思います。

自分自身をしっかりと

忘れてはいけないのは、特別なことが何もできない人でも、高い精神性を持ち、ポジティブな力であることはできるということです。実際にはこちらのほうがよほど重要です。とはいえ、これがなかなか難しくて、簡単に堕落してしまうのですが、たとえ間違えても何度でも基本に立ち返り、自分の弱さと向き合い、物事の奥をじっと見つめて自分なりによく分析し、修正しながら日々こつこつ精進しようと思っています。

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする