古代エジプト展へ行ってきました!ぶっ飛びました~!

こんにちは、コジです。

愛知県美術館で開催中の「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」へ行ってきました。

公式サイト:ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展

↑パンフレットの表紙です!

以前にも縄文展について記事を書いたのですが、私、洞窟壁画やら遺跡やら、なぜか昔から古代文明的なものには目がなくて、中でもエジプトは大好物なんです~。今回もスキップしそうな勢いでエジプト展へと向かいました。

前記事:「イサム・ノグチ」展からの「縄文」展!

コロナ対策は仕事きっちり!

今回は例年と違い、コロナ禍での大規模な展覧会ということで、愛知県美術館のほうでもきっちり対策をとっておられました。(↓パンフレットの裏側)

行こうとお考えの皆さんには参考になるかもしれませんので、少し詳しく情報共有をば。

土日祝日用のチケット購入

まず、土日祝日に行く予定の皆さんは、必ず事前予約が必要です。チケットはオンライン(ローソンチケット)店舗(ローソン、ミニストップ)で買えます。いつもの愛知県美術館10階チケット売り場での販売はしていないのでご注意を!!

一度日時を決めたら、その枠以外には入場できず、館内での滞在時間は1時間半が目安とされています。このチケットを持って平日に行っても入れないのだそうです(なぜ?と思ってしまいますが……)。入れ替え制ではないみたいなので、各枠の入場開始直後の混雑が嫌な方は、少し時間差で行ったほうがいいのかも

時間枠は4択で、10:00~11:30、12:00~13:30、14:00~15:30、16:00~17:30のうちのいずれかを選びます。

平日用のチケット購入

オンライン(ローソンチケット)、店舗(ローソン、ミニストップ)、愛知県美術館10階チケット売り場で購入できます。10階チケット売り場での販売は、会期中(~12月6日、今後の休館日は10/19、11/2、11/16)の開館時間(10:00~18:00、金曜だけ~20:00)のみです。このチケットでは平日のみ入館できて、日曜祝日に行っても入れません

会場でのコロナ対策

今や基本となりつつありますが、入口サーモカメラによる検温と手指の消毒をし、出口緊急連絡先の記入をおこないました。

ロッカーに注意

それから、盲点だったのは、コインロッカーの小部屋の閉鎖でした。

愛知県美術館には、重い荷物などを預けておく無料のロッカーが設置してあるちょっとした奥まった部屋があったのですが、そこが閉鎖されていました。確かに、あれは密になること間違いなしなので、当然といえば当然の措置だと思います。かわりに、その手前のところに、100円が返ってくるタイプのロッカーが設置されていました

ただ、この数が意外に少なくて、私は金曜の午後イチで行ったのですが、一つも空いていない状態でした。たまたま戻ってこられた方が開けてくださったので、うまく預けることができたのですが、これはちょっと心積もりしておいたほうがいいのかなと思います。

ランチは予約を

あと、同じ10階にあるウルフギャングパックカフェでランチをしたのですが、12時だったこともあってか、めちゃくちゃ混んでいました。たまたまなのかもしれませんが、いつも割と楽に入れるので、びっくりしました。

私たちは予約してあったのでスッと入れたのですが、並んでいる人がたくさんいましたので、あそこでランチをご予定の方は、予約を入れることをオススメします。

さてさて、エジプト展の見どころは?

コロナ対応の関連はさておき、肝心の内容です!

エジプト展というと、展示品の大きさに圧倒されることが多いのですが、今回は割と小さなものが多かったように思います。

とはいえ、点数はかなりありましたし、テーマごとに解説も施されていたので、飽きることなく食い入るように一つ一つじっくり眺めてしまい、1時半に会場へ入ったのに、出口にたどり着いたら4時前でした。しかも、どうしてももう一度見ておきたいものがあって戻ったり、その後グッズを眺めたりしたので、結局4時半までかかってしまいました。見るの遅いんです、はい。だってまじまじと見たいんだもん。

特に私の印象にのこったのは2点、ミイラとその外棺ヒエログリフです。

ミイラとその外棺

まず、ミイラの外棺がポスターにもなっているんですが、何と、これらが立てて展示してありました。一つの部屋にいくつもです! それぞれも違えば、時代によって装飾も全然違っていて、本当におもしろかったです。

もちろん一般民衆はこんな丁寧には埋葬してもらえなかったと思いますが、王族や神官など力があり尊敬されていた人々は、遺体はミイラにしてこのような美しい棺に納められ、大きな墓に埋葬されていたんですね。

ミイラのつくり方の手順なども示されていて、それも興味深かったです。脳や内臓を出した後で塩漬けにするんですって。そして、いろいろな詰め物をして再度形を整え、オイルを塗って腐らないようにしながら包帯を巻いていく。そういえば、アロマを習っていたとき、ミルラというオイルを防腐処理のために使ったから「ミイラ」と呼ばれるようになったと聞いたことがあるような気がします。

別の部屋では、昨今のテクノロジーにより、CTスキャンでミイラの中身を見ることができるという展示がなされていました。布を巻かれた状態の3体の人間のミイラがあって、そのそれぞれについてスキャンの映像が示され、どんな骨格なのか、どんな病気があったのか、死因は何と考えられるかといった調査結果が出ていました。おなかに人形のようなものが入っていることもわかったんだそうです。

未来のテクノロジーの進化を見越し、発掘品を全部解いて調べなかった先人に敬意を表します。このミイラとその外棺は、どなたも楽しめる展示かと思います。

ヒエログリフ

さて、私の速記士的マニアックな嗜好から今回くぎづけになったのがヒエログリフでした。

装飾的なヒエログリフは以前から見たこともあったのですが、今回、筆記体(?)のようなヒエログリフ、つまり文字としてさらさらっとパピルスに書いたっぽいヒエログリフがあって、それが妙に目に留まったんです。

茎に穴の開いた葦がペンとして展示してあって、この穴にインクをシュッと入れて書いたんだなと思いました。葦のペンパピルスの用紙も書きにくかったろうに、上手に書いてありました。あっぱれ。

でもって、これは文字自体が石像や棺に書かれているヒエログリフと何か違うんだろうかと思いました。ちょっと調べる必要ありですね。

それに気をとられていたからか、グッズを見ていてもヒエログリフばかり手に取っており、結局この3点を購入しました。

ヒエログリフの缶バッジ2個

ヒエログリフのクリアファイル

 表

 裏(この裏面にくぎづけ!!)

どんだけ気になってるんだ! 笑!

クリアファイル自体は全然要らないのに買っちゃったー。でも、今回はギリギリ図録は買わずに済みました。危ない危ない。セーフ。図録が増えてしようがないので、なるべく買わないぞ!と心に決めている私です。

鑑賞後は呆然とするので、足元にお気をつけください

4時半過ぎに美術館を出た私と友人は、時間も空間もボーンと飛んでフラフラになっており、小さな段でも簡単に転びそうな状態だったので、ちょっとこのままでは普通に帰れない感じだねということで、オアシス21のコーヒー屋さんで30分ほど休憩し、夕飯に何を食べるかなどを話し、何とか少し地上へ戻ってきてから順次帰宅したのでした。グラウンディングは重要です。

5000年前にエジプトで展開されていた古代文明のかけらを、今の私たちが日本で見られるなんて、本当に不思議なことですよね。悠久の歴史の中での人々や神々の歩みを考えたら、私個人のことなんて、それほど大きな問題は一つもないなぁと思ってしまいました。時空がゆがむような感覚を、皆さんにもぜひ味わってみてほしいなと思っています。

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