伊勢神宮(外宮→内宮)参拝の順序と、子安神社で奉納する鳥居についての特記

こんにちは、コジです。今日は伊勢神宮を参拝するときの順番について書いてみたいと思います。

ただ、これはあくまでも私のお気に入りのルートをご紹介するということであって、特に決まりがあるわけではありませんので、そのときの気分で好きなようにお参りになったらよいと思います。私はたいがい外宮から内宮へとお参りするんですが、時間の都合で内宮しか行けない方もいるでしょうしね。

それから、少し調べれば、もっと丁寧な回り方も本やネットでたくさん紹介されています。外宮の前に、まず二見興玉神社でみそぎをして、次に猿田彦神社へお参りしてから行くべきとか、いろいろな説があるんです。でも、私としては、自分が一番気持ちよくお参りできる方法を取り入れたらいいのかなと思っています。

また、神社を参拝するときに私が気をつけていること、マナーとしておこなっていることは、神社参拝の全般に渡る内容ですので、また改めて記事にしますね。

さてさて、まずは外宮からです。

外宮のお気に入りルート

まず、これだけは決まりごとなんですが、外宮では左側通行で歩きます。もし忘れていても、入り口のところに大きく書いてあるので大丈夫ですよ。真ん中は神様が通られますので、私たちはなるべく端っこを通りましょう。

入り口に着いたら、まず火除橋(ひよけばし)を渡ります。

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手水舎(てみずしゃ)で神域に入る前にお清めを。

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一の鳥居で一礼。いよいよ神域に入ります。

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二の鳥居で一礼。もっと奥深くへ。このあたりの参道が本当に気持ちいいので、神聖な空気の中をゆっくり歩いて進みます。

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正宮(しょうぐう)をお参り。豊受大御神(とようけのおおみかみ)がおられます。

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亀石がある橋を渡ったら、まずは石段を上がり、多賀宮(たかのみや)をお参り。豊受大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られています。

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石段を下って、そのままの方向へ真っ直ぐ進み、土宮(つちのみや)をお参り。この土地の神である大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)が祀られています。この神様は外宮ができる前からおられたそうです。

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最後に風宮(かぜのみや)をお参り。風の神である級長津彦命(しなつひこのみこと)級長戸辺命(しなとべのみこと)が祀られています。

以上のような順序で正宮と別宮のお参りを済ませたら、あとは、ご朱印やお守りをいただいたり、気持ちのよい場所でしばし立ち止まったりします。

気が済んだら、二の鳥居で一礼し、一の鳥居で一礼して退出。

また火除橋を渡って外へ出て、すぐの信号で大きな通りを渡ったら、右側へ少し行ったところにあるバス停からバスに乗って内宮へ移動します。

内宮のお気に入りルート

こちらは右側通行で進みます。外宮よりもずっと人がたくさんいると思います。神社参拝というよりも観光気分の方も多いようですが、人のことは気にせず、浮き足立たず、神を敬う気持ちを忘れずに進みましょう。

一礼をして鳥居をくぐり、宇治橋を渡ります。

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神苑を進み、火除橋(ひよけばし)を渡ります。

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手水舎で一度お清め。後で五十鈴川でも再度お清めをしますが、川の水で口を洗うのがはばかられるので、私はここで一度通常のお清めをしています。

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一の鳥居で一礼し、五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)で手を清める。私は天然石のブレスレットをいつもしているんですが、ここで手を清めるときに一緒に手首までつけると、石もとても浄化されている気がします。

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五十鈴川から参道へ戻るとき、右手に小道があるので、そちらへ少し進み、瀧祭宮(たきまつりのみや)をお参り。瀧祭神(たきまつりのかみ)は五十鈴川の神様です。正宮へと取りつぎをしてくださるそうなので、感謝とともに名前と住所を伝えます。

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二の鳥居で一礼。ここからの参道が本当に気持ちいいので、深呼吸しながらゆっくり進みます。正宮前の石段なんか、最高です。

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正宮をお参り。言わずと知れた天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。日本の総氏神様です。ひたすら感謝だけを伝えます。

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順路どおりに進み、荒祭宮(あらまつりのみや)をお参り。天照大御神の荒御魂が祀られています。

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神楽殿まで戻ってきたら、今度は川を渡って風日祈宮(かざひのみのみや)をお参り。外宮の風宮と同様に、風の神である級長津彦命(しなつひこのみこと)級長戸辺命(しなとべのみこと)が祀られています。

ここまでお参りを済ませたら、ご朱印やお守りをいただいたり、気持ちのよい場所でしばし立ち止まったりします。

ちなみに、私は荒祭宮から神楽殿へ戻ってくるまでの間にある石のところが好きです。石だけあって、それがちょっと囲ってあるんですが、その囲いの正面から1.5メートルぐらい下がったところに立っていると、何だかぐわーっとエネルギーが来るのを感じるような気がするんです。近くで手をかざしている人もいるんですが、私は、むしろちょっと離れたほうがいいんじゃないかなという気がします。あと、風日祈宮へ行くときに渡る橋の上も気持ちよくて好きです。

皆さんも、好きなスポットを探してみてください。

さて、心ゆくまで内宮を堪能しましたら、最後に大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)子安神社(こやすじんじゃ)をお参りします。

※ もし子安神社でがっつり子宝や安産を願いたい場合、向かう前に参集殿に寄ったほうがいいのでご注意を! 子安神社に奉納するグッズを参集殿で購入できます。これについては少し下で詳しく説明しています。

この2社は少し位置が離れていてわかりにくいのですが、宇治橋の手前まで帰ってきたら、そこで左手の宇治橋のほうへ向かわず、逆に右手へ向かって少しゆるい坂を上ります。本当にこっちか?と思うような道ですが、小さな看板も出ていますので、それを信じて進んでください。

そうすると、寄り添うようにこの2社があります。手水鉢も2社で一つですし、鳥居も2社で一つです。手水鉢がお花の形で、大変かわいらしいんですよ。

奥にあるのが、山の神である大山祇神(おおやまつみのかみ)の祀られた大山祇神社、手前にあるのが、その娘である木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)の祀られた子安神社です。

子安神社で鳥居を奉納する方法

特筆すべきは、子安神社では鳥居が奉納できるということについてです。

ここでは子宝・安産を願うカップルが多いようで、私の友人もここで子宝を願って小さな鳥居を奉納したんですが、そのとき、この「小さな鳥居」について詳しいことを知らなくてすったもんだしましたので、ここで少し書いておきたいと思います。

子安神社へ奉納するための鳥居は、内宮・参集殿の売店で購入することができます。1,500円程度からあります。ほかにおかげ横丁にある「宮忠」というお店でも手に入るようですが、いずれにせよ正宮はお参りするんですから、道順的にも参集殿で購入するのが最もスムーズかと思います。

参集殿というのは、神楽殿から帰りの順路どおりに進んできますと、火除橋を渡ってすぐのあたりにある建物です。参拝者の無料休憩所になっていて、椅子がたくさん設置してあり、お茶やお水をいただけたり、トイレを使えたりします。そこの売店で鳥居を購入するとペンを貸してくれるので、心を落ち着けてここで鳥居に願い事を書けるかと思います。

書き方としては、恐らく自由に書けばいいのだろうと思いますが、スタンダードとしては、鳥居の上中央(横)に「奉納」(お礼のときは「御礼」)と書き、片方の縦の柱日付夫婦の氏名を、もう片方の柱願い事やお礼の言葉を書いている方が多いようです。住所を書いている人もいました。個人情報保護的にどうかと思うんですが、奉納された鳥居は割と早く回収してくださるようなので、大丈夫なのかもしれません。

願い事の書き方もいろいろでした。もちろんシンプルに「安産祈願」や「子宝祈願」でもいいでしょうし、もっと思いを文章にしてもいいと思います。どんな赤ちゃんが欲しいかを詳しく書いている人や、既に赤ちゃんを授かった気持ちで先にお礼を書いている人など、本当にさまざまです。

鳥居への記入が終わったら、それを持って子安神社へ向かい、お参りをしてください。

最後に

以上、私のお気に入りの伊勢神宮参拝ルートをご紹介しました。

行くたびに不思議なことが起こり、時には癒され、時には叱咤され、時には励まされ、私にとっては非常にご縁のある神社だなと感じます。

この記事が伊勢神宮参拝の方法について迷っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

また、名古屋から日帰りで伊勢神宮参拝を満喫する方法については別記事で紹介しておりますので、こちら↓をごらんください。

名古屋発、日帰りで伊勢神宮参拝をしたいときの鉄板ルート

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