こんにちは、健康な体づくりのため、大らかにマクロビを取り入れているコジです。
真剣にマクロビ一色というわけでは全くないので、大きなことは言えないんですが、私としては、やはり玄米は体を健康な状態にリセットしてくれるという確信があります。
外食続きで何だかだるいとき、仕事が忙しくて生活のリズムが崩れ、疲れで体調がおかしくなってきたとき、便秘ぎみで舌に白い苔がはえてきたときなど、一日のうちの一食を玄米にするだけで、確かに体調が持ち直してくるんです。
玄米食はハードルが高い?
でも、玄米食を取り入れるのは、なかなかハードルが高いことなのかもしれません。戦時の記憶がある高齢者などですと、うちの祖母もそうだったんですが、米は銀シャリでないと嫌だという方もいらっしゃるでしょうし、特に男性はなぜか敬遠する方が多くて、旦那さんや息子さんが嫌がるという話もよく聞きます。我が家の場合も、実は玄米や雑穀を食べるのは私だけです。
そこで、家族と一緒に食事をするのに、私だけ毎食玄米にこだわるというのもねぇということで、可能な範囲で玄米を食べることにしています。一度に2合分炊いて、小分けして冷蔵庫に入れておき、それを昼食に食べるとか、余裕があるときは雑炊やリゾットにしたりもします。そうすれば、家族に何も強制しなくていいし、自分的にも一日に一食玄米を食べられれば体調が整ってきますので、無理なく自然に取り入れられるんです。
玄米の炊き方を試行錯誤
ここで問題になってくるのが、いかに玄米を簡単においしく炊くかです。
ここ10年ほど玄米を食べてきて、どうしたら簡単においしくできるのか、いまだに試行錯誤を続けています。なかなかお店で食べるようなモチモチの炊き上がりにならないんですね。パサパサになるか、ベチャベチャになるかという感じです。
炊飯器の玄米モードで炊いてもいまひとつおいしくないし、土鍋や圧力鍋で炊くのは大がかり過ぎて私には手に負えません。
横森理香さんの『地味めしダイエット』で紹介されていた炊飯器で炊く方法を試しても、うちの炊飯器では無理だったらしく、上の蒸気が出るところからめちゃくちゃ噴き出してしまって周囲がべたべたになり、うまくいきませんでした。
横森さんが勧めている炊き方でうまくいくのなら、とても簡単ですし、いつも使っている炊飯器でできるわけですから、それが一番よさそうに思います。24時間吸水させた玄米を、いつもの炊飯器で、1合分増やした水と塩一つまみとともに普通モードで炊くだけなんです。
まずは、彼女の著書を参考に、一度その方法を試してみてもいいかと思います。今までに『地味めしダイエット』シリーズで3冊出版してみえます。ダイエット効果はさておくとして、大変ざっくばらんな語り口で、堅苦しくないので、難しく考えずにまずは玄米を取り入れてみたいという方には最適な本だと思います。
HARIO「フタがガラスのご飯釜」を購入
うちは、悲しいかな、炊飯器の普通モードで炊く方法がうまくいかなかったので、散々いろいろ調べた末に、HARIOの「フタがガラスのご飯釜」3合用を購入してみました。これは、白米なら10数分の加熱でご飯が炊けちゃう優れものなんです。炊飯器より省エネになるんじゃないかと思います。
白米を炊く場合は、まず、釜に洗った米を入れ、水を目安ラインまで入れて30分(冬は1時間)ほど放置。その後、強火で加熱して、10分程度でホイッスルが鳴り始めるので、そうしたらそのまま1分待って火を止め、あとは15分程度蒸らすだけ。
何と、これだけでふっくらおいしいご飯が炊けます。吸水時間を除けば、白米なら30分以内で炊けるんですね。しかも、ふたがガラスなので、中でどんなふうにお米が炊けていくのかを目視することができます。
あと、お値段も、2017年8月現在で調べたところ、3合用は5,000円前後で買うことができます。1合用なら4,000円前後。もっと高くてもいいのなら幾らでもよさそうなものがあるんですが、それを買えば絶対においしく炊けるという保証はありません。これならば、もし失敗しても許せる範囲の価格です。
結果、今までの中では最もおいしい玄米ご飯が炊けています。しかも、かなり手軽です。
HARIO「フタがガラスのご飯釜」3合用で玄米2合を炊く
では、ここでHARIO「フタがガラスのご飯釜」3合用を使った私の玄米2合の炊き方をご紹介したいと思います。
1.玄米2合を洗い、水に半日程度浸す。
1回目は浄水器を通したきれいな水で洗い、2回目以降は水道水でもOK。最後に浸す水は、浄水器の水かミネラルウォーターにしています。
浸す時間はそれほど厳密ではありませんが、夕方洗って次の日の午前中に炊くか、朝洗ってその日の夜に炊くかといった段取りだとスムーズかも。浸水時の保管は、冬はそのまま涼しいところに、夏は冷蔵庫に入れています。
2.ご飯を食べたい45分ぐらい前になったら、ご飯釜に
「玄米2合 + 水2.5~2.9合分 + 塩一つまみ」をセットして点火。
私の場合、玄米を浸していた水も、捨てずにそのままご飯釜に入れます。ここに栄養素がしみ出しているように思うんですが、気のせいかな。でも、気になる方は、一度ザルにあけて、新たに水を入れていただいたらいいと思います。
水の量は、釜の内側に目安ラインがあります。そのライン自体に厚みがあるので、ちょっとわかりにくいんですが、何度か試してみて、自分の好みに合った量を見つけてもらえればと思います。私は硬めが好きなので、2.7合分あたりで調整しています。
塩は自然塩にしていただくといいと思います。私はお気に入りの「イノチの塩」を入れています。
自然塩については、関連記事ありです。→ 健康第一!おすすめ天然塩で快適な毎日を!
3.8~10分程度でホイッスルが「ピィーッ」っと鳴り始めたら、
おもむろに弱火にして、そのまま20分。
4.20分たったら火をとめ、そこから15分蒸らす。
まだ決してふたを開けないで!
5.炊き上がったらふたを開け、しゃもじでほぐして水気を飛ばす。
6.一食は炊き立てを食べ、残りはタッパやラップで小分けして冷蔵庫へ。
以上、全体で45分前後で炊き上がります。
その他注意事項
- 水に浸す時間があまりとれないときは、洗米のときに力を少し強めに玄米を洗うと、お米の表面に傷がついて吸水しやすくなるようです。また、ちょっと温かいかなと思うぐらいのぬるま湯で浸水させると、吸水が速いみたい。
- 米の状態や水量や火加減や季節によって炊き上がりが全然変わってくるので、調整してください。新米は古米よりも水分が多いので水量を少な目にしたり、ふたから中を見てカニ穴のぐあいがおかしいなとか思ったら、弱火にしてからの時間や蒸らす時間を増やしたり減らしたりというような感じですね。カニ穴、楽しい!!
玄米こそ無農薬有機米を
最後に、一番大事なことを言い忘れるところでした。
玄米は無農薬有機米をおすすめします!
玄米は精製していないので、もし農薬を使っていたら、その農薬が一番凝縮されるところがそのまま残っていることになるんです。でも、白米だとすべてなくなってしまうその部分に、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがたくさん詰まっています。ですから私は、安心して食べるためにも、無農薬有機米を選ぶようにしています。
また、発芽玄米というのも売っていますが、どうもおいしくないので、普通の玄米でいいんじゃないかと思います。というか、半日以上水に浸けていると、自然に発芽してきているときもありますしね。
というわけで、今現在の私の玄米の食べ方を紹介しました。HARIOのご飯釜は、放置の時間が長くて失敗も少なく、本当にいい買い物をしたと思っています。とはいえ、もっとおいしく炊けるようにしたいので、まだいろいろ工夫してみるつもりです。いい方法が見つかったら、改めてお知らせしますね。