おすすめ天然塩5選:良質な塩で美味しい食卓に!

こんにちは、コジです。皆さんはどんなを使っていますか?

私は、お米でも白米より玄米が好きなのと同じように、塩も精製されたものよりミネラルが豊富な天然塩が好きです。おにぎり一つをとっても、精製塩より、いろんなうまみ成分が含まれる天然塩のほうがおいしくできるような気がするんです。

なぜ精製塩が広く普及しているのか

そもそも日本は島国ですから、本来は周りの海水から塩をつくることができるはずですよね。実際、昔は塩田から天日で塩をつくっていたんです。

では、ミネラルたっぷりの塩があったのに、なぜわざわざ精製した塩がこれほどまでに我々の食卓に定着しているんでしょう。

私、難しいことは苦手なんですが、ほんのちょっとだけ歴史を調べてみましたら、1971年塩田法というのが制定され、すべてイオン交換膜透析法でミネラルを除去した精製塩に切りかえなければいけないことになり、それ以降、食卓に上る塩は化学塩中心になってしまったということでした。大人の事情があったんでしょうが、今となっては根拠がよくわからない法律です。

こういったど素人の私ですら不条理を感じる法律に対して、やはり自然塩の重要性を知る人たちは納得しかねたようで、その後、事業者等の自然塩復活への運動が広がり、1997年にはこの法律が廃止されました。また、2002年には塩の販売が自由化されたため、今では私たちもミネラルを多く含む自然塩を購入することができるようになっているようです。

ただ、日本国民は、四半世紀ほど精製塩を使い続けたため、今も精製塩の味に親しみを持っているんでしょうね。私が塩に興味を持っていろいろ試してみるようになる以前は、うちでも完全に精製塩を使っていたように思います。

地産地消で、日本人には日本産の海塩がいいのでは?

ここからは私の個人的意見ですが、日本人の体には、日本近辺の海水から取り出した海塩が合っているんじゃないかと思っています。

もう少し地域を広げて、モンゴルの塩あたりまではよさそうです。以前中国の塩というのを試したことがあるのですが、かなり生産管理されているところの製品だったこともあってか、この中国の塩も悪くありませんでした。

ヨーロッパでは、むしろ岩塩を使うようですね。岩塩というのは、昔海だったところの塩分が結晶化したものだそうです。ヒマラヤ岩塩とか、鉄分などを含んでピンク色になっているものをバスソルトでよく見かけますよね。ただ、これはミネラル成分をそれほど含んでいないそうです。ヨーロッパ人には、ヨーロッパ産の岩塩が合うのだろうと思います。

もしかしたらお料理においても、和食には日本の海塩が、洋食には岩塩のほうが合うのかもしれません。

コジ厳選!おすすめの塩はコレだ!

さて、私がいろいろと塩を使ってきた中で、我が家の定番として定着したおすすめの品をいよいよ紹介したいと思います。

★★★ 海の精 あらしお

まず、「海の精 あらしお」。伊豆大島近辺の海水からできたお塩です。

海水を塩田に流し込み、太陽や風など自然の力で水分を蒸発させて濃縮していきます。そこから今度は平釜でゆっくり加熱し、煮詰めてつくります。ナトリウムとともに、マグネシウム、カルシウム、カリウムなど、たくさんの成分が含まれていて、とてもマイルドなお味です。決して安くはありませんが、今のところこれがピカイチだと思っています。体がしゃんとします。

 海の精 やきしお

しつこいようですが、とにかく「海の精」シリーズが好きなので、焼き塩もこれを使っています。

この「海の精 やきしお」は、「海の精 あらしお」を高温で焼成したもので、我が家では食卓塩として使っています。ゆで卵やサラダや天ぷらやスイカに振るのに最適です。さらさらですが、粒子はふぞろいです。

 宮古島の自然塩 雪塩(ゆきしお)

さらっさらの塩が好きな方には、「宮古島の自然塩 雪塩(ゆきしお)」がいいと思います。本当にさらさらです。沖縄のお土産でよく見る「雪塩ちんすこう」にも使われている塩です。

これもミネラルをたくさん含んでいて、特にマグネシウムを多く含むようです。マグネシウムには、体内の酵素の働きを活性化する働きがあるとのことです。2000年には、ギネスブックからも含有するミネラル成分の種類が世界で一番多い塩として認定されています。

宮古島はサンゴが隆起してできた島とされていて、琉球石灰岩と呼ばれる地層が島の下にあり、そのスポンジ状の天然のろ過装置を通して地下海水を汲み上げ、海水の成分をそのまま残すことにこだわってつくられているそうです。

 キパワーソルト

もう一つ食卓塩を挙げるなら、「キパワーソルト」もいいですよ。これもさらさらのお塩です。

韓国の日本海側の逆、黄海側にある離れ島で伝統的な方法によって粗塩をつくり、それを独自の製法で800度以上の高温で焼成した塩です。大変な高温で焼くため、有害な汚染物質も消えて安全ですし、とても還元力があるそうです。還元力というのは、酸化の逆で、物質のさびをとってもとに戻す力とのこと。私も使ってみましたが、ちょっと硫黄の匂いがするものの、それほど気にはなりませんでした。

 赤穂の天塩、伯方の塩

時と場合によっては、庶民のお財布の味方、「赤穂の天塩」や「伯方の塩」を使うこともあります。

なぜこの二つは安価なんだろうと思って調べてみたら、「赤穂の天塩」はオーストラリアから、「伯方の塩」はメキシコとオーストラリアから天日塩やにがりを輸入しているんですね。日本の海水じゃないとは、驚きです。

伯方の塩」については、日本に天日塩を輸入してから、一度日本の海水に溶かして再結晶化しているようですから、まだましなのかもしれません。もちろん精製塩に比べたら断然いいので、こちらを使うケースもあるということです。

 イノチの塩

もう一つ、最後に実はあまり人に教えたくないぐらい好きなお塩を紹介します!

イノチの塩」という商品です。

30種類ほどの野草や海草から抽出されたミネラルを、沖縄の海水からつくった天日塩に数%配合し、さらに高熱処理をしているんです。これもキパワーソルトと同じく還元力が強く、さびをとってくれる働きをします。でも、実はこのお塩、硫黄の匂いが結構強いです。好みはあるので、苦手な人は苦手かもしれませんが、私にとってはなくてはならないものとなっています。

玄米を炊くときに入れると甘みが増しますし、何の料理に入れても何にかけても、まろやかで優しい味になります。これを入れた料理は家族ももれなくおいしいと言ってくれて、私の料理の腕が上がったような気がしてきます。さらに、ちょっとだるかったり、頭が痛かったり、風邪の引き始めかなと思ったときなども、水にこの塩とレモンの絞り汁を入れてグーッと飲むと、なぜか治ったりするんです。これだけは、切らすことなく、もう何年も使い続けています。

吹けば飛ぶような粉末状で、色はグレーベージュです。見た目だけでも塩の概念からかけ離れているんですが、味も塩の域を超えているというか、なめてみるとわかるんですが、しょっぱくはないんです。“うまみ”の塊という感じです。ですから、ちょっと入れ過ぎたかなと思うぐらいで、いつもちょうどいい塩梅になっています。

【追記】

この「イノチの塩」という商品、知らない間にリニューアルしておりました。どうやら2018年初頭より、新しくスタンドパックにて販売している様子。

早速その商品を購入して試してみたのですが、「ん?黒い??」。

リニューアル前のものはさらさらで、さーっと融ける感じだったのですが、今度のものは自己主張します。玄米に入れて炊くと、黒いつぶつぶが明らかに目に見える。うーん。あまり見た目は美しくないなと思って調べてみると、容器だけでなく、つくっている工場が島根から鳥取に変わったのだそうで、より海藻の割合が増したため、色がついているとのこと。野生植物・海藻ミネラルの配合が以前よりも多くなっているのだそうです。

詳しくは、以下の株式会社イノチのホームページをご参照ください。

以前のイノチの塩に比べると少し黒っぽいのは何故?

最後に

塩は人間にとって、タラソテラピーの記事にも書きましたが、生命力と密接に結びつく、とても重要な要素です。摂取するものから体がつくられるんですから、食事からもなるべく体によい塩分を摂って生命力をアップさせ、さびない体で健康的に楽しい人生を送っちゃいましょう!

関連記事:タラソテラピー:海と太陽光で心も体もリフレッシュ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする