こんにちは、慢性的に運動不足のコジです。パソコン仕事が中心で全く動きがないため、運動不足から来る頭痛、腰痛、肩こり、首こり、便秘などに悩まされる日々。これを何とかしなければいけないということで、いろいろと解消法にトライしてきました。
お決まりのジム通いを初めとして、習い事は、パワーヨガ、合気道、サルサダンス、太極拳、居合い、さらに、家では、DVDでヨガ、ジョギング、ストレッチ（ストレッチポール、バランスボール含）、筋トレ（ワンダーコア、ダンベル含）などを試しています。
長く続けられる条件
運動不足は、一時的に解消しても、もとの生活に戻ってしまえば、またすぐに同じ症状があらわれます。つまり、長く続けなければ意味がないわけです。
そこで、軽い負担で長く続けられるアクティビティを見つける必要があります。
そのための条件として、私は以下の５項目が重要なのではないかと考えました。
１．アクセス（場所が近いか）
２．ハードルの高さ（気楽に取り組めるか）
３．時間の融通性（日程・時間数に無理がないか）
４．費用（交通費も含め、お金がかかり過ぎないか）
５．お楽しみ（運動自体以外にそれをする楽しみがあるか）
この５項目のそれぞれについての満足度が高ければ高いほど、長く続けられそうです。
今までの経験を検証
では、条件に照らし合わせ、今まで私がトライしてきた運動不足解消法を検証してみたいと思います。
近所のジム
運動不足解消法の筆頭は、やはりジムと言えるでしょう。
私も今までに近所の幾つかのジムに通いました。しかし、何度通い始めても、必ず途中で挫折してしまうんです。なぜなら、いつ行ってもいいというのは、逆に行かなくてもいいということだからです。ついつい後回しにしているうちに、１カ月にほんの数回しか行かなかったというような状況になり、１回にかかる料金が勝手にどんどん上がってしまいます。
プールは準備や着がえが面倒ですし、常連の高齢者の方々に干渉されて行きづらい時間帯があったり、行ってしまえば運動して気分よく帰れるんですが、基本的に運動が好きなわけではないので、なかなか腰を上げられないんですね。
週に３日以上行く気力がある方は、大変お得かつ運動不足解消にはうってつけなんですが、もともと運動が苦手という方は、足が遠のいてしまうパターンに陥らないよう注意が必要です。
電車で通う習い事
また、興味があって、ぜひやりたいと思っているものでも、教室が遠いと、わざわざ行くのが億劫になります。電車や徒歩での行き来にある程度の時間をとられたりすると、特に仕事が忙しいときなどは、「ちょっと２時間だけ行こう！」みたいなことができないわけです。
そして、動きがハードならハードなほど、また専門性が高ければ高いほど、教室に足を踏み入れるまでに気合いが必要になってきます。私の場合、合気道は一人で、サルサと太極拳は友人と一緒に入りました。合気道の技を習って上達するのは嬉しいことですし、サルサを踊るのは楽しいことなんですが、通うのが厳しくなって、この二つは割とすぐにやめてしまいました。
太極拳だけぶっちぎりで「お楽しみ」の点数が高いのは、講師の先生が素敵過ぎて、そのすばらしい実演を見ているだけで幸せだったからです。よほどの理由がない限り休みませんでした。そういう点も大事ですよね～（笑）。太極拳は、教室自体がなくなって通えなくなってしまったんですが、無駄のない美しい型と丹田に気が落ち着く感じがとても気持ちよかったので、ナイスなチャンスがあれば、ぜひまたやりたいと思っています。
遠くまで通う習い事は、何としてでも行きたい喜びがあるかどうかが鍵となってきます。
自宅近辺に通う習い事
パワーヨガの教室は、私が住んでいる市が主催している講座の一つです。自宅から自転車で５分程度の場所で開かれています。時間も6：30～7：45と大変通いやすく、１回500円という大変リーズナブルな価格で受けることができるので、週１回をずっと続けて申し込んでいます。
パワーヨガについて少し説明しますと、パワーヨガというのは、普通のヨガよりも運動量が少し多く、流れるように連続してヨガのポーズをとっていくことで、筋力トレーニングと精神集中が図られます。呼吸に意識を向け、息を吸ったり吐いたりすることでポーズを深めていきます。
私が通っているのは初級クラスなので、それほどハードではありません。ポーズが複雑というわけでもないので、初心者でも試しやすいかと思います。私はフリーランスですから、公私の区切りが難しいんですが、パワーヨガはそのときの自分の状態を確認する作業なので、他人と競う必要もありませんし、たとえポーズがちゃんとできていなくても大丈夫なのがありがたいところです。呼吸に集中し、「今・ここ」にいることを意識して、自分をフラットな状態に戻すことができます。
パワーヨガ自体は、どなたにもオススメできる運動です。特に、近所にお手ごろなクラスがある方は、第一候補に推薦いたします。
自宅でのアクティビティ
通うのが億劫なら家で運動すればいいじゃん！と、どなたも一度は考えたことがあるかと思います。とはいえ、仕事で疲れた後、自発的に運動をするのは、なかなか難しいことですよね。単調ですから、とりたててお楽しみもありませんし、モチベーションを保つのが大変です。
私も、まずは家でDVDを先生にしてヨガをすればいいじゃないかと考えました。DVDを何枚か購入し、最初は何度かやりました。ただ、DVDに合わせてやるためには、ある程度まとまった時間が必要ですよね。それで、あまり手が伸びなくなってしまいました。
ジョギングやウォーキングも、早起きは続かないし、だからといって仕事で疲れてからはしたくない。休みは休みで用事があるし、夏は暑いし冬は寒いというわけで、残念ながら数回で挫折しました。
家での筋トレは、たまたま家にあったダンベルやらワンダーコアやらを使い、私も一時期せっせとやっていました。ただ、何かの拍子に一度やめてしまうと、再開できないんですよね。（我が意志の弱さが情けない……）
それよりもましなのが、家でのストレッチです。筋トレは結構必死なので、余裕が全くないんですが、ストレッチならば、お風呂上がりにテレビなどを見ながらすることができます。激しい運動ではありませんが、パソコンの使い過ぎでかたまってしまった筋肉をほぐすのはとても体にいいと思います。部屋にストレッチポールやバランスボールを転がしておいて乗ってみたり、パワーヨガの教室でいつも行っているポーズをいくつかしてみたりしています。これは気軽に続けられますし、効果も高いかと思います。
もし意志の力が強く、毎日続けて習慣にしてしまえる方ならば、自宅でのアクティビティはかなり効果的だと思います。
運動量の多いアルバイトやボランティア
さらに、もし時間に余裕がある方は、運動量の多いアルバイトやボランティアをするというのも一手です。
私も本業がそれほど忙しくないときはアルバイトをしています。広い場所を定期的に歩き回る必要があるものを選んだので、かなり運動不足解消になります。少額かもしれませんがお金も稼げますし、私の場合は一度やってみたかった職種である美術館の監視・案内員を選んだので、美術品も見ることができて一石三鳥なんです。ただし、早朝から電車で行かなければいけませんから、拘束時間は長くなりますし、一応仕事ですので、ある程度の責任も伴ってきます。
この案は、時間数や場所や興味の対象など、もしあなたの現状にぴったりマッチするアルバイトやボランティアを見つけられるようなら、とてもいい選択肢になるかと思います。時給が高かったり、技能を磨けたりするなら、なおよしですね。
結論：オススメのアクティビティ３選
以上の検証から私が運動不足解消のためのアクティビティのベスト３を挙げるとしたら……
１位 お住みの地域の市民講座の中で運動に関するもの（例：地元のパワーヨガ教室）
２位 自宅で継続的なストレッチ（例：風呂上がりのストレッチポール）
３位 運動量の多いアルバイトやボランティア（例：美術館の監視・案内員のアルバイト）
別枠 垂涎のお楽しみがある習い事（例：イケメン先生の太極拳）
こんな感じでしょうか。
私はそもそも運動が苦手で、好きではないので、それでも続けているということは、私にとってこれらはよほどストレスなく行える運動なんだろうと思います。
実は私、２年ほど前、寝ていたら突然、左手の先から左頬の辺りまで伝わってくるような痺れが起き、病院に行っても原因がはっきりわからなかったんですが、それまでサボりがちだった運動をまた真面目に再開したことにより、痺れもおさまって、何とか今まで元気でやってきています。運動不足から起こる小さな不調の積み重ねって本当に怖いなと思っている昨今です。
あなたの環境の中で、何かピンと来るものはあったでしょうか。何も思いつかなかった方は、「私の得意な運動、していて苦にならない運動、一石二鳥と思える運動は何だろう？」と自分に問いかけながら、地元誌、各種教室のホームページ、住んでいる地域のホームページなどを見渡してみてください。
ちょっと心ひかれるものに目が留まり、楽しく運動不足を解消していけるグッドアイデアが浮かんでくることと思います。アイデアが浮かんだら、勇気を持って少し動いてみましょう。あなたの人生に、新しいものや人との出会いが呼び込まれ、新しい風が吹きますように！