こんにちは、コジです。今日は、マイクに向かって話された音声をアンプから直接レコーダーに録音する方法をご紹介します。
音響関係には全く疎い私ですが、発言記録を作成しようとするとき、最もクリアな音というのは、やはりマイクを使って話者が発した声がアンプに入ったものかと思います。その音を、あまり大げさにならないよう、密かに会場で直接採録する方法はないものかと日々模索する中で、場合によってはうまくいっている方法をご紹介します。
準備すべきもの
まず、手元にそろえておくといいのではないかと思われる基本の道具(A~E)を紹介します。オーディオコード3本とプラグアダプター2個です。オーディオコードというのは、会場のアンプと自分の機材をつなぐコードです。プラグアダプターというのは、会場のアンプのジャックやプラグと自分のプラグが合わないことがあるので、それをうまく合わせるためのものです。いろいろなメーカーから出ていますので、お好みのものを入手ください。
オーディオコード
A、モノラルミニプラグ―ステレオミニプラグ(抵抗入り)
イヤホン出力やヘッドホン出力からマイク入力(MIC)へつなぐもの
B、モノラルミニプラグ―ステレオミニプラグ(抵抗なし)
イヤホン出力やヘッドホン出力からライン入力(LINE IN)へつなぐもの
C、ピンプラグL・R―ステレオミニプラグ(抵抗入り)
録音出力(REC OUT)やライン出力(LINE OUT)からマイク入力(MIC)へつなぐもの
プラグアダプター
D、ミニプラグを標準プラグに変換するプラグアダプター(左がステレオ、右がモノラル)
E、ピンプラグをピンプラグにつなぐプラグアダプター(2個で1セット)
録音する方法
では、これらの道具をどうやって使うのか、順番に説明していきます。
1.会場へ行ったら、アンプのジャックを探します。
「イヤホン」とか「ヘッドホン」と書いてあるジャックを見つけたら、そこにオーディオコードをつなぐわけです。
ここで、オーディオコードについて少し説明します。下の写真は私のコードの先っちょの比較です。
コードのプラグには、モノラルとステレオの2種類がありますが、この見分け方は、先っちょにある線が1本のほうがモノラル(左側)、線が2本のほうがステレオ(右側)です。入出力の方向として、必ずモノラルからステレオへと流しましょう。
また、各写真の左側の小さいプラグが「抵抗なし」、右側の大きいプラグが「抵抗入り」です。この「抵抗入り」と「抵抗なし」というのは、音の信号を減衰させて流すコードか、そのまま流すコードかという違いです。私の持っているものですと、プラグの大きさで見分けることができるようになっていて、さらに、Aの写真を見ていただくとおわかりのように、「抵抗入り」のほうには、そうとわかるようにタグがついています。各社でそれぞれきちんと見分けられるようになっているかと思います。
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2.アンプのジャックを調べ、もし標準プラグに対応するものだったなら、Dの標準プラグをAの「抵抗あり」のコードのモノラルミニプラグ側にセットし、アンプのジャックに差し込みます。
ちなみに、この標準プラグについては、
ステレオ標準プラグに変換するもの(写真左側)とモノラル標準プラグに変換するもの(写真右側)があります。線の違いでステレオとモノラルを識別できます。ただ、私は両方使ってみたのですが、どちらでもそれなりに問題なく機能していて、いまだに違いがよくわかりません。主に出力側で使いますので、どちらを使っても大丈夫なのかなと思います。
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3.コードのもう片方のステレオミニプラグを自分のICレコーダーの「マイク」と書いてある端子に差し込みます。
このようにヘッドホンやマイクの絵が描いてある場合もありますが、このマイクの絵のほうに差し込むわけです。
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4.ICレコーダーの録音ボタンを押し、マイクを通して「ただいまマイクのテスト中です」などと言ってみたりして何か少し音を出し、実際に録音してみてください。
それを聞いてみて、音が大き過ぎて割れていたり、小さ過ぎて全く聞こえなかったりしたら、さらに調整を加えます。この方法としては、出力側のボリュームやパワーを調整してみる、入力側のICレコーダーのボリュームなどを調整してみる、オーディオコードをBの「抵抗なし」のほうに変えてみるといったことを試してみてください。コードを変えてみるというのは、出力と入力のレベルが違い過ぎている場合があるので、念のため両方お持ちになって、会場で少し試してみた上で、音がよいほうを採用するのも一案という意味です。
では、CとEはいつ使うのだろうと思われましたでしょうか。
実は、アンプの後ろ側などに、Cのピンプラグを差し込むことができる録音出力「REC OUT」やライン出力「LINE OUT」というジャックがある場合があるんです。これがあると、とてもよい音が録れる可能性が高まります。
Cの赤いプラグを赤いジャックに、白いプラグを白いジャックに差し込み、もう片方のステレオミニプラグを自分のICレコーダーにつないで、先ほどと同様に実際の録音テストをしてみてください。これでいい音が録れると、後で聞くときのストレスがぐっと小さくなります。
また、会場によって、アンプの後ろ側にある出力端子から赤と白のピンプラグが伸ばしてある場合があるんです。そんなときは、Eのアダプターさえあれば、Cのコードをつないで美しい録音をすることができるかもしれません。
アンプからこんなピンプラグが出ていたら、すかさず手元のICレコーダーとつなぎ、録音できるかどうかチェックしてみてください。
その他の提案
いろいろと調整してみても音が悪いときは、もしかしたらICレコーダーとの相性が悪いのかもしれません。
いろいろな会社からICレコーダーが出ていますので、もしあなたが何種類かお持ちでしたら、違うもので試してみてください。私の試した限りでも、同じ音源機器から同じケーブル類で録音しているのに、オリンパスとソニーで明らかに違いがありました。
これは恐らく細かいスペックの問題で、私にはよくわからない世界のため、きちんとした説明ができなくて申しわけないのですが、経験の範囲内ではそんなことが言えるのかなと思っています。
参考までに私の貧弱なノウハウを書いてみましたが、とにかくいろいろ試して聞きやすい音を録音していただければ幸いです。
また、会場でアンプを見てみても、ジャック自体が全くないとか、イヤホンジャックがあっても音が出ないとか、出力端子が入力端子に切りかえてあるとか、本当にいろいろなパターンがあります。もしも会場のアンプから直接録音できないような場合は、さくっと気持ちを切りかえて、ICレコーダーを適切な方法で設置し、よりよい音を録音するようにしてみてください。
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